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2025/05/28 環境共生型規格住宅「SOWOOD」開発 のお知らせ 2025/05/28 環境共生型規格住宅「SOWOOD」開発 のお知らせ
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07.ライブラリー > 2025/05/14 「深呼吸したくなる住まい」

2025/05/14

「深呼吸したくなる住まい」

~日本の木で作る、
職人たちの手と心が織りなす家づくり~

2025年6月、「SOWOODの家」を発表しました。日本の木をふんだんに使い、伝統的な板倉工法。素材、工法、設計、そのすべてにこだわり抜いてつくり上げた、唯一無二の住まいです。“今の日本に本当に必要な家とは?”その問いに真摯に向き合いながら生まれたSOWOODの家は、森の恵みに包まれるような、心と身体がほっと緩む空間。自然と調和し、毎日をほんの少し特別にしてくれる、そんな住まいのかたちです。
 
6月の発表に先駆けて、栃木県にSOWOODモデルハウスが完成しました。今回は、その建築を担った株式会社ドリームクリエイトの代表取締役兼設計士の大阿久 熟さんにインタビュー。現場での試行錯誤や木の魅力、SOWOODの家について、リアルな声を伺いました。

Q
SOWOODハウスが出来上がり、実際に見たときの率直な感想を教えてください

大阿久さん
見た瞬間に、“あ、日本の木の家だな”って思ったんですよ。外観もそうだし、中に入ったときの空気感っていうのかな、木の香りがふわっとして、“ああ、これこれ”って。なんか、すごく自然に馴染む感じがしたんですよね。
木の表情とか、香りとか、手ざわりとか……
やっぱり国産材って、触れるだけであったかさが伝わってくるじゃないですか。それってやっぱり、写真とかカタログだけじゃ伝わらない。実際に現場で感じてもらうって、大事だなと思いました。
過去イベントをした際に、来場してくれる人たちも、けっこう同じようなこと言うんですよ。“気持ちいい” “落ち着く”って。そういう反応をもらえると、“やっぱりこの方向性でよかったんだな”って思えるんです。完璧に仕上げようとするより、まず“国産材を使ってみよう”っていう意識が広がっていくことのほうが大事だと思っていて。みんながちょっとずつでも使っていけば、流れは変わる。そういう意味でも、このモデルハウスはすごくいい一歩になったんじゃないかなって感じてます。

Q
新しい工法への挑戦と、現場での工夫について教えてください。

大阿久さん
今回採用した板倉構法って、柱と柱の間に板を落とし込んでいく構造なんですけど、やっぱり最初はね、大工さんたちも戸惑ってましたよ。“こういうやり方、初めてだ”って。でも、やり始めていくうちに、みんなどんどん慣れていって、“これ、案外いけるな”って空気になってきたんですよね。
実は、大工さんが延ベで70人分くらい関わってたんですよ。でも、慣れてくれば、それを10人分くらい減らせる見込みもある。板倉構法って、見た目は複雑そうに見えるかもしれないけど、実は仕組み自体はすごくシンプルで、手順を掴めばスムーズに進められるんです。
大工の出番が増える分、“手を動かす家づくり”ができるっていうのかな。そういうのが現場の雰囲気にも表れていて、やっぱり人が主役になると、現場が活気づくんですよ。
あとは、現場でのコストの話もリアルで。たとえば、“標準仕様をマイナスオプションすると200万円変わる”みたいなこともあるわけです。だから、どこまでデザインにこだわるかとか、コストとのせめぎ合いっていうのは常にある。でも、それも含めて家づくりの面白さだなって思ってます。

Q
間取りの考え方や、暮らし方の変化について教えてください。

大阿久さん
SOWOODの家の設計で大きな特徴は、空間を完全に仕切らずに、より自由で開放的な暮らしを実現することですよね。これを可能にしたのは、住宅性能の飛躍的な進化だと思います。例えば、断熱性や空調の技術が格段に向上したことで、どの部屋にいても温度差を感じることなく、年中快適に過ごせるんです。だから、広々とした空間が一体になっていることが、むしろ暮らしやすさを倍増させています。
このような新しいスタイルの家づくりは、今までの常識にとらわれない、柔軟で感性豊かな方々に特に共感されているんですよ。シンプルでありながら機能的、そして何よりも心地よさが感じられる家。この新しい暮らしの提案を受け入れてくださる方々にとって、理想的な家だと思います。

Q
間取りの考え方や、暮らし方の変化について教えてください。

大阿久さん
最初にSOWOODのモデルハウスを建てることができた時、本当にワクワクしました。普段のやり方とは一線を画す建て方や、見慣れない素材を使うことに最初は少し戸惑いもありましたが、それが現場に新しい“刺激”と“学び”をもたらし、結果としてすごく刺激的な経験になりました。
この新しい家づくり、もっと多くの人に知ってもらいたいし、実際に住んでみたいと思ってもらえるように、これからも全国の仲間たちと一緒に力を合わせて、SOWOODの価値を広げていきたいと思っています。新しい暮らし方が、あなたの毎日をもっと特別にするはずです。