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07.ライブラリー > 2025/12/27 【上棟の現場から】家づくりの本質を見つめて

2025/12/27

【上棟の現場から】家づくりの本質を見つめて

2025年12月8日、長崎県諫早市にて、有限会社喜々津ホーム様が、3間間口Type_002モデルハウスが上棟を迎えました。上棟の熱気がまだ残る現場には、職人さんたちの息づかいと、組み上がったばかりの木の香りがふわりと漂っていました。そんな高揚感に包まれた空気の中で、代表取締役の溝上 学さんと平石棟梁に、SOWOODの家づくりに込めた想いとその価値についてお話を伺いました。


―― Type_002モデルハウスを建てた経緯を教えてください。

溝上さん:私自身、Type_003(ドリームクリエイト:栃木県栃木市)のモデルハウスを実際に見て、自分の目で見て良いなと思いました。家づくりを考えているお客様に、その良さを図面だけで伝えるのはどうしても限界があります。だからこそ、国産材がつくる独特の空間や、SOWOODならではの心地よさを“体感”していただける場所をつくりたいと思い、モデルハウスの建設を決めました。
SOWOODは、省エネ性、断熱性、耐震性といった数値的にもわかる高い性能に加え、国産材を贅沢に使い、真壁(柱を見せる日本の伝統的なつくり)で30mmの板倉工法を取り入れているという、他にはない構造上の価値があります。こうした特徴が、自社が理想とする「良い家」の考え方と深くつながっていると感じています。

―― 今回が初めての板倉工法とのこと。一般的な木造住宅工法と比べて、どんな違いを感じましたか?

平石棟梁:一言で言うと、“収まりの難しさ” (部材同士をどこまで精密に合わせるか)ですね。特に板倉は、在来工法よりも手間がかかる部分が多いです。ただ、一度収めてしまえばガチッと固定されて、家全体が歪みにくい。施工していても“強い家だ”と実感できました。
最初の柱の垂直を仮に見て、仮筋(仮の補強)を取ってからパネルを収めるように方法を変えました。最後のパネルを入れるときも、仮筋を緩めてから収め、また締め直す。こうした手順を何度も試しながら進めました。ただ、2日間作業してみて“コツ”がつかめてきたので、次からはかなり楽になると思います。慣れれば在来工法と同じ効率で進められるはずです。

―― 板倉工法ならではのメリットはどこに感じますか?

平石棟梁:最大のメリットは、“そのまま内装の仕上げになる”ことですね。ボードを貼る必要がなく、天井も壁も、何百枚も運んで貼る作業が丸ごと省けます。現場としては本当に大きな違いです。
ただ、その分だけ気をつかう場面も多いです。全部“見えてしまう”ので、傷や隙間は許されない。職人の技がそのまま仕上がりになるので、緊張感はいつも以上です。さらに、木をそのまま収める工法なので、最低でも3〜4日は晴れが続いてくれないといけない、天気との戦いもあります。
それでも、やったことのない工法に挑戦できるのは面白いですね。みんなで“こうした方がいいんじゃないか”とアイデアを出し合いながら進められるのは、在来にはないやりがいです。

―― 10年以上ぶりに一日中現場に立ち会われたと伺いました。在来工法と違い、具体的にどんな部分に難しさやこだわりを感じましたか?

溝上さん:私自身、現場に一日いるというのは恐らく10年以上ぶりになります。家づくりの楽しさやワクワク感を改めて体感しました。このワクワク感は、「いつもと違う方法で建てないといけない」という難しさに対する想いから来ています。具体的には、金物や上の化粧(見える部分の仕上げ)、30mmと31mmの隙間といった細かい部分の調整まで、技術的な打ち合わせを重ねました。やったことがないものを作らなければいけない中で、どうしたらもっと耐久性を上げるための工夫ができるかという点に注力し、すごくやりがいを感じているところです。

また、今回現場に立って改めて国産材をふんだんに使っているという点に、非常に大きな価値があると感じています。このSOWOODの家は、単に高い性能を持つだけでなく、国産材を使っているからこそ、携わっている職人さんたちも、「どう綺麗に収めていこうか」と非常に丁寧にお仕事をしてくださっているのを見ていると、SOWOODの価値が確かにあると実感しました。

無事に上棟が終わり、完成は来年の1月末を予定しています。家を建てようと考えている方もそうでない方も、多くの方に見ていただきたいですね!


有限会社喜々津ホーム (https://kikitsuhome.jp/)
溝上 学さん

1963年に創業。諫早市を拠点に大村市や長崎市をはじめ、佐世保市や西彼杵郡まで広範囲にわたり、住まいづくりを手がける地域密着型工務店。「家族にとって本当に心地よい暮らしとは何か」を大切にし、構造・素材・デザインを丁寧に考えながら、長く安心して暮らせる住まいを提案している。

編集後記:
上棟取材を通して、職人の丁寧な手仕事が支えていることを実感。図面では伝わらない“体感する価値”が、このモデルハウスには詰まっています。大工である溝上さんのお父さまが、静かに頷きながら現場を眺めていた姿もとても印象的でした。
家づくりを考える方にこそ、この心地よさをぜひ現地で感じていただきたい。そんな想いが自然と湧いてくる上棟現場でした。溝上さん、平石棟梁ありがとうございました!